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カップ麺とは



食器として使えるカップ(容器)に入った即席麺のことで、多くは具材(かやく)とスープがいっしょに入っているため、カップにこれらを入れて熱湯を注ぎ、数分間待つだけで、食べられるというものです。

カップ麺の最初の製品は、日清食品が1971年9月18日に発売した「カップヌードル」です。日清食品にはすでに「チキンラーメン」という、お湯をかけて3分間待てば食べられるという袋麺があり、一般的に幅広く知られた商品となっていました。

カップヌードルの価格は100円で、チキンラーメンなど袋入りラーメンの3倍以上の値段だったため、売れ行きはかんばしくありませんでした。
各地で大がかりな宣伝を行いますが、商品が普及するきっかけになったのは、1972年の「あさま山荘事件」で機動隊員が、厳寒の中でおいしいそうにカップヌードルを食べる映像が流れたためです。
これをきっかけに、スーパーや商店での取扱いが増えるとともに、高速道路のサービスエリアやドライブインへの自動販売機の設置が増えていきます。
また1970年代後半ぐらいからスキーのブームが始まったことで、日清食品もスキー場でカップヌードルを食べるというCMを製作して放映。実際に多くのスキー場の食堂でもカップヌードルにお湯を入れて販売(価格は150〜200円)されました。

カップヌードルのヒットを受けて、サンヨー食品が「カップスター」を発売するなど、ライバルメーカーも続々と商品を発売しますが、麺やスープ、具材などの完成度はカップヌードルの敵ではなく、カップヌードルよりも価格を10〜20円安くないと売れないという状況でした。

また東洋水産は1975年に「マルちゃんのカップうどんきつね」を発売。これが後に「赤いきつね」に発展していきます。

カップヌードルが登場した、1971年のカップ麺の生産量は400万食でしたが、1989年には24億食となり袋麺の生産量を超えます。そして2011年には36億食が生産され、海外の多くの国でも生産、販売が行われています。